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年末調整の対象者になるアルバイトとは?|対象者になる3つの条件を大公開!

年末調整の対象者になるアルバイトの3つの条件とは?「えっ?アルバイトでも年末調整するの?」こんな疑問がある方も、安心してください。歯科開業支援と確定申告を得意とする税理士として30年以上顧問先様の年末調整に携わってきた私がこの疑問にお答えできます。アルバイトの方でも年末調整の対象になる場合があります。対象になる場合の条件は、3つあります。

年末調整の対象者になるアルバイトの3つの条件
一つ目:源泉徴収税額がある場合
二つ目:税額表の月額表甲欄で徴収されている場合
三つ目:12月の年末調整の時に在職している場合

それでは、3つの条件について詳しく解説していきます。

一つ目:源泉徴収税額がある場合

最初は、源泉徴収税額がある場合についてです。
源泉徴収税額がない場合には、ほとんどが、扶養控除の範囲内になってくるので、
年末調整の対象者になりません。源泉徴収税額がある場合に年末調整の対象者になります。

年間の給与金額が103万円を超える場合

最初は、年間の給与金額の合計額が103万円を超える場合についてです。
年間の給与金額の合計額が103万円を超えると原則として税金を納めることになるので、年末調整の対象者になります。

月額88,000円以上の給与金額がある場合

次は、月額88,000円以上の給与金額がある場合についてです。
税額表の月額表では、月額88,000円未満の場合には、税金が掛からないので、月額88,000円以上の給与金額がある場合に年末調整の対象者になります。

中途入社で他の会社で源泉徴収されている場合

次は、中途入社で他の会社で源泉徴収されている場合についてです。
中途入社の場合でも、他の会社で源泉徴収されていれば、年末調整の対象者になります。

二つ目:税額表の月額表甲欄で徴収されている場合

次は、税額表の月額表甲欄で徴収されている場合についてです。
税額表の月額表乙欄の場合には、通常は、他の会社で年末調整されていることが、ほとんどなので、年末調整の対象者になりません。税額表の月額表甲欄の場合だけ年末調整の対象者になります。

1か所だけでアルバイトしている場合

最初は、1か所だけでアルバイトしている場合についてです。
2か所以上でアルバイトをしている場合には、通常は確定申告になってくるので、1か所だけでアルバイトしている場合に年末調整の対象者になります。

給与所得者の扶養控除等申告書を提出している場合

次は、給与所得者の扶養控除等申告書を提出している場合についてです。
給与所得者の扶養控除等申告書を提出していない場合には、税額表の月額表乙欄になるので、年末調整の対象者になりません。通常は、給与所得者の扶養控除等申告書を提出している場合に年末調整の対象者になります。

三つ目:12月の年末調整の時に在職している場合

次は、12月の年末調整の時に在職している場合についてです。
通常は、年の途中で退職している場合には、年末調整の対象者になりません。12月の年末調整の時に在職している場合に年末調整の対象者になります。

中途入社で、12月の最後の給与の支払い時期に在職している場合

最初は、中途入社で、12月の最後の給与の支払い時期に在職している場合についてです。
中途入社の場合でも、12月の最後の給与の支払い時期に在職している場合には、年末調整の対象者になります。

11月まで他の会社での源泉徴収税額があり12月に入社して年末まで在職している場合

次は、11月まで他の会社での源泉徴収税額があり12月に入社して年末まで在職している場合についてです。
12月に入社して12月分の給与金額は税金がかからなくても11月まで他の会社で源泉徴収されている場合には、年末調整の対象者になります。

まとめ

それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。
アルバイトの方でも年末調整の対象になる場合があります。
対象になる場合の条件は、3つあります。

  1. 一つ目:源泉徴収税額がある場合
    • 年間の給与金額が103万円を超える場合
    • 月額88,000円以上の給与金額がある場合
    • 中途入社で他の会社で源泉徴収されている場合
  2. 二つ目:税額表の月額表甲欄で徴収されている場合
    • 1か所だけでアルバイトしている場合
    • 給与所得者の扶養控除等申告書を提出している場合
  3. 三つ目:12月の年末調整の時に在職している場合
    • 中途入社で、12月の最後の給与の支払い時期に在職している場合
    • 11月まで他の会社での源泉徴収税額があり12月に入社して年末まで在職している場合

この記事を書いた想い
今回、「年末調整の対象者になるアルバイトとは?|対象者になる3つの条件を大公開!」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「アルバイトでも年末調整の対象者になるんですか?」という質問をよく受けるので、それならば、アルバイトの方が年末調整の対象者になる場合について書いてみようと思ったからです。

そのためには、対象者になる3つの条件について詳しく解説したほうが分かりやすいと思ったので、3つの条件について詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に年末調整で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。

歯科医院を開業する院長先生の年末調整のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。

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