定額減税の所得税と住民税は「どこが違うのか?違いがよく分からない?」こんなお悩みがある方も安心してください。定額減税が得意なベテラン税理士が定額減税の概要や所得税と住民税の違いを比較しながら初心者にも分かりやすく解説いたします。
目次は、読みたいところをタップして飛べます。
定額減税の概要
最初は、定額減税の概要についてです。
違いを理解するためには、両方の概要を理解する必要があるので、違いを比較する前に、定額減税の概要について今一度復習しておきます。
所得税の定額減税の概要
次は、所得税の定額減税の概要についてです。
所得税の定額減税は、2024年度の税制改正により、2024年6月から順次実施されることになりました。
住民税の定額減税の概要
次は、住民税の定額減税の概要についてです。
住民税の定額減税は、デフレ脱却のため一時的な装置として、2024年度課税分の個人住民税について、2024年6月から順次実施されることになりました。
定額減税の概要が理解できたら、次は、違いについて解説します。
定額減税の対象者
次は、定額減税の対象者についてです。
所得税の定額減税と住民税の定額減税は、対象者が違います。
所得税の定額減税の対象者
次は、所得税の定額減税の対象者についてです。
所得税の定額減税の対象者は、2024年分の所得税の納税者である居住者で、合計所得金額が1,805万円以下である人です。
(給与収入金額のみの場合には、給与収入2,000万円以下の納税者で居住者である人です。)
住民税の定額減税の対象者
次は、住民税の定額減税の対象者についてです。
>住民税の定額減税の対象者は、2024年度分の住民税に係る合計所得金額が1,805万円以下の納税者になります。
(給与収入金額のみの場合には、給与収入2,000万円以下の納税者になります)
定額減税の計算方法
次は、定額減税の計算方法についてです。
所得税の定額減税と住民税の定額減税は、定額減税の計算方法が違います。
所得税の定額減税の計算方法
次は、所得税の定額減税の計算方法についてです。
所得税の定額減税額は、次の①と②の合計額です。
①本人 30,000円
②同一生計配偶者又は扶養親族1人につき 30,000円
(注)合計額がその人の2024年分の所得税額を超える場合には、控除される金額は、その所得税額を限度とします。
住民税の定額減税の計算方法
次は、住民税の定額減税の計算方法についてです。
住民税の定額減税額は、次の①と②の合計額です。
①本人 10,000円
②同一生計象配偶者又は扶養親族1人につき 10,000円
(注)その合計金額が納税者の所得割の額を超える場合には、控除される金額は、その所得割の額を限度とします。
定額減税の対象になる課税所得金額
次は、定額減税の対象になる課税所得金額についてです。
所得税の定額減税と住民税の定額減税は、対象になる課税所得金額が違います。
所得税の定額減税の対象になる課税所得金額
次は、所得税の定額減税の対象になる課税所得金額についてです。
所得税の定額減税の対象になる課税所得金額は、2024年分の課税所得金額になります。
住民税の定額減税の対象になる課税所得金額
次は、住民税の定額減税の対象になる課税所得金額についてです。
住民税の定額減税の対象になる課税所得金額は、2023年分の課税所得金額になります。
まとめ
それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。
「定額減税の所得税と住民税」で悩んでいる人のために
「「定額減税の所得税と住民税の違い」についての解説
- 定額減税の概要
- 所得税の定額減税の概要:2024年度の税制改正により、2024年6月から順次実施
- 住民税の定額減税の概要:2024年度の課税分の個人住民税について、2024年6月から順次実施
- 定額減税の対象者
- 所得税の定額減税の対象者:2024年分の所得税の納税者である居住者で、合計所得金額が1,805万円以下である人
- 住民税の定額減税の対象者:2024年度分の住民税に係る合計所得金額が1,805万円以下の納税者
- 定額減税の計算方法
- 所得税の定額減税の計算方法:本人3万円+扶養親族等1人につき3万円
- 住民税の定額減税の計算方法:本人1万円+扶養親族等1人につき1万円
- 定額減税の対象になる課税所得金額
- 所得税の定額減税の対象になる課税所得金額:2024年分の課税所得金額
- 住民税の定額減税の対象になる課税所得金額:2023年分の課税所得金額
この記事を書いた想い
今回、「定額減税の所得税と住民税の違いは|初心者にも分かりやすい比較解説」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「定額減税の所得税と住民税は、どこが違うのか?違いがよく分からない?」という質問をよく受けるので、それならば定額減税の所得税と住民税の違いについて詳しく書いてみようと思ったからです。
そのためには、定額減税の所得税と住民税の概要や所得税と住民税の違いを比較しながら解説したほうが分かりやすいと思ったので、定額減税の所得税と住民税の概要や所得税と住民税の違いを比較しながら詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に所得税と住民税の減税で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。
歯科医院を開業する院長先生の所得税と住民税の減税のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
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