確定申告が初めてでやり方が「分からない?申告の流れも分からない?」こんなお悩みを抱えている人必見!確定申告が得意なベテラン税理士が、確定申告が初めての人でも簡単に理解できる確定申告の流れとやり方を解説いたします。
目次は、読みたいところをタップして飛べます。
確定申告の流れ
最初は、確定申告の流れについてです。
確定申告が初めての方は、何から手を付ければいいかわからず悩んでいると思います。
まずは、確定申告の流れを理解することが大切になります。
確定申告までの流れは、以下の項目になります。
-
- 各種届出書類の作成・届出など
- 帳簿書類などの準備・記帳など
- 試算表の作成など
- 確定申告の必要資料の準備
- 確定申告書の作成・提出など
次に、各項目ごとに解説していきます。
各種届出書類の作成・提出など
次は、各種届出書の作成・提出などについてです。
確定申告が初めての方は、最初に各種届出書の作成・提出からはじめることになります。
届出書類の種類
次は、届出書類の種類についてです。
個人事業主が、開業した場合には、以下の届出書類が必要になります。
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- 開業届
- 青色申告承認申請書
- 青色事業専従者給与に関する届出書
- 減価償却費の償却方法選択届出書
- 棚卸資産の評価方法選択届出書
- 給与支払い事務所の設置届出書
- 源泉税の納期の特例の承認に関する届出書
- その他
必要に応じてその他の届出書類が必要になります。
届出書類の作成
次は、届出書類の作成についてです。
上記の届出書類は、税務署にて直接受け取るかホームページからダウンロードすることもできます。
届出書類の書き方については、各届出書の裏に書き方があるので、間違いのないように作成してください。
届出書類の提出
次は、届出書類の提出についてです。
各届出書の作成ができたら、次は、提出になります。それぞれの届出書類には、提出期限がありますので、提出期限までに所轄の税務署に提出してください。
帳簿書類の準備・記帳など
次は、帳簿書類の準備・記帳などについてです。
届出書類の提出が済んだら、帳簿書類を準備して記帳していきます。
確定申告時期になって慌てなくて済むように日ごろからの準備が大切になってきます。
帳簿書類の種類
次は、帳簿書類の種類についてです。
個人事業主が、開業した場合には、以下の帳簿書類が必要になります。
-
- 総勘定元帳
- 現金出納帳
- 普通預金出納帳
- 売上帳及び仕入帳
- 売掛帳及び買掛帳
- 給与支払い台帳
- 固定資産台帳
- その他
必要に応じてその他の帳簿書類が必要になります。
帳簿書類の準備
次は、帳簿書類の準備についてです。
上記の帳簿書類で必要なものは、文房具店などで買い揃える必要があります。
帳簿書類の記帳
次は、帳簿書類の記帳についてです。
帳簿書類の準備ができたら、次は、帳簿書類の記帳になります。
確定申告時期になってまとめてやるのではなく、日々の記帳を習慣づけて行くことにより、記帳漏れなどをなくすことができるようになります。
試算表の作成
次は、試算表の作成についてです。
帳簿書類の記帳ができたら、次は、試算表の作成になります。
帳簿書類の集計
次は、帳簿書類の集計についてです。
帳簿書類の記帳ができたら、次は、帳簿書類の集計になります。
日々の記帳が済んだら、帳簿書類の金額を集計します。
各帳簿書類の金額の集計ができたら、最後にその集計金額を基にして試算表の作成をします。
試算表の作成
次は、試算表の作成についてです。
最初は、試算表のひな型を作成します。
帳簿書類の科目ごとに試算表の科目を作成して、次に帳簿の集計金額を入れて試算表を完成させます。
確定申告の必要資料の準備
次は、確定申告の必要資料の準備についてです。
試算表が作成できたら、次は、確定申告に必要な資料の準備になります。
個人事業主が、確定申告をする場合には、以下の資料が必要になります。
-
- 確定申告書(電子申告の場合には、不要)
- 内訳書など(事業所得又は不動産所得など)
- 各所得控除の金額の控除証明書(生命保険料控除証明書など)
- 医療費控除の明細書(医療費控除を受ける場合)
- ナイナンバーカードなど
- その他
必要に応じてその他の資料が必要になります。
(注)控除証明書などは、前もって準備しておくことが大切になります。
確定申告書の作成・提出
次は、確定申告書の作成・提出についてです。
確定申告の必要資料がそろったら、最後は、確定申告書の作成と提出になります。
内訳書の作成
次は、内訳書の作成についてです。
不動産所得又は、事業所得などの申告をする場合には、内訳書の添付が必要になります。
作成した試算表を基に、内訳書の作成をします。
確定申告書の作成
次は、確定申告書の作成についてです。
内訳書の作成ができたら、次は、確定申告書の作成になります。
内訳書を基に確定申告書の作成をします。
確定申告書の提出
次は、確定申告書の提出についてです。
確定申告書の作成ができたら、最後に確定申告書の提出をします。
電子申告以外の場合には、郵送または直接所轄の税務署に行き確定申告書の提出をします。
(注)期限後申告にならないよう期限に気を付けて提出資料の漏れの内容に慎重に提出してください。
まとめ
それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。
「確定申告が初めてでやり方」で悩んでいる人のために
「確定申告の流れとやり方」についての解説
- 確定申告の流れ:届出書➡帳簿➡試算表➡必要資料➡確定申告書
- 各種届出書類の作成・提出:届出書類の作成と提出が必要
- 届出書類の種類:開業届及び青色申告承認申請書など
- 届出書類の作成:届出書の裏を見ながら作成
- 届出書類の提出:作成したら、税務署に提出
- 帳簿書類の準備・記帳:帳簿書類の作成と記帳が必要
- 帳簿書類の種類:総勘定元帳及び現金出納帳など
- 帳簿書類の準備:近くの文房具店にて購入
- 帳簿書類の記帳:各帳簿書類を記帳する
- 試算表の作成:試算表の作成が必要
- 帳簿書類の集計:記帳した帳簿書類を集計する
- 試算表の作成:帳簿書類の科目を見ながら試算表を作成
- 確定申告の必要資料の準備:必要資料を準備
- 確定申告書の作成・提出:確定申告書の作成と提出が必要
- 内訳書の作成:試算表を基に内訳書を作成
- 確定申告書の作成:内訳書を基に確定申告書を作成
- 確定申告書の提出:作成したら、郵送または直接提出
この記事を書いた想い
今回、「確定申告初めてやり方|初心者でも簡単確定申告の流れとやり方が分かる」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「確定申告が初めてでやり方が、分からない?申告の流れも分からない?」という質問をよく受けるので、それならば確定申告のやり方について詳しく書いてみようと思ったからです。
そのためには、確定申告の流れについて説明したほうが分かりやすいと思ったので、確定申告の流れについて詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に確定申告で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。
歯科医院を開業する院長先生の確定申告のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
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