確定申告の個人事業主の白色申告が「よくわからない?青色申告とはどこが、違うの?」こんな不安を抱えている人も、安心してください。確定申告が得意なベテラン税理士が、青色申告との違いと申告書の書き方を徹底解説いたします。
目次は、読みたいところをタップして飛べます。
青色申告との違い
最初は、青色申告との違いについてです。
個人事業主の白色申告と青色申告の違いについて、確定申告書と内訳書の両方を解説します。
確定申告書の違い
次は、確定申告書の違いについてです。
個人事業主の確定申告書については、白色申告書でも青色申告書でも内容に違いはありません。
収支内訳書の違い
次は、収支内訳書の違いについてです。
個人事業主の確定申告書には、内訳書の添付が必要になります。
青色申告の場合には、青色決算書の添付が、白色申告の場合には、収支内訳書の添付が必要になります。
確定申告書の概要
次は、確定申告書の概要についてです。
確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の所得に対する税金などを計算し、税務署に申告して過不足を清算する手続きです。
その手続きをするために確定申告書を作成することになります。
確定申告書の書き方
次は、確定申告書の書き方についてです。
個人事業主の確定申告書は、第一表及び第二表を作成することになります。
申告の内容により、第三表(分離課税用)、第四表(損失申告用)と第五表(修正申告用)を使用することになります。
最初は、第二表で所得の内訳や所得控除額などの計算をして、その結果を第一表に転記し、第一表で所得金額や納付する税額を計算することになります。
具体的には、次のように作成することになります。
1:第二表で所得の内訳や所得控除額などを計算します。
2:第一表では、収入金額等や所得金額等を計算して、総所得金額を計算します。
3:総所得金額から、第二表で計算した所得控除額を控除して課税所得金額を計算します。
4:課税所得金額に所得税率を乗じて所得税額を計算します。
5:所得税額から税額控除額や源泉所得税額などを控除して納付する税額を計算します。
収支内訳書の概要
次は、収支内訳書の概要についてです。
収支内訳書とは、不動産所得、事業所得もしくは山林所得を生ずべき業務を行う人が確定申告書を提出する場合に、確定申告書に添付しなければならない書類のことをいいます。
収支内訳書の書き方
次は、収支内訳書の書き方についてです。
収支内訳書には、その所得に係るその年中の総収入金額及び必要経費の内容などを記載して作成することになります。
収支内訳書は、1ページ及び2ページを作成しなければなりません。
具体的には、次のように作成することになります。
1ページ目の損益計算書及び必要経費の内訳書を作成します。
①売上金額:本年中の売上金額を記入します。
②家事消費:商品などを家事のために消費した場合などに記入します。
③その他の収入金額:空箱の売却代金やリベートなどの収入を記入します。
④仕入金額:本年中の商品などの仕入金額を記入します。
⑤必要経費:必要経費を各科目ごとに記入します。
⑥給料賃金の内訳:給料賃金を支払っている場合に記入します。
⑦事業専従者の氏名等:事業専従者がいる場合に記入します。
2ページ目の売上金額の明細及び仕入金額の明細、減価償却費の計算をして必要経費の内容を作成します。
①売上金額の内訳:売上金額を売上先ごとに記入します。
②仕入金額の内訳:仕入金額を仕入れ先ごとに記入します。
③減価償却費:減価償却資産がある場合に減価償却費を計算して記入します。
④利息の内訳:支払利息を支払っている場合に記入します。
⑤地代家賃の内訳:地代家賃を支払っている場合に記入します。
まとめ
それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。
「確定申告の個人事業主の白色申告」で悩んでいる人のために
「青色申告との違いと申告書の書き方」についての解説
- 青色申告との違い
- 確定申告書の違い:白色でも青色でも内容に違いはない。
- 収支内訳書の違い:青色申告は青色決算書、白色申告は収支内訳書
- 確定申告書の概要:1年間の税金の計算と精算をするために、税務署に提出するための書類
- 確定申告書の書き方:第一表と第二表の作成が必要
- 収支内訳書の概要:確定申告書に添付するための書類
- 収支内訳書の書き方:総収入金額及び必要経費の内容などを記入
この記事を書いた想い
今回、「確定申告の個人事業主の白色申告|青色申告との違いと申告書の書き方」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「確定申告の個人事業主の白色申告が、よくわからない?青色申告とはどこが、違うの?」という質問をよく受けるので、それならば確定申告の個人事業主の白色申告について詳しく書いてみようと思ったからです。
そのためには、確定申告の個人事業主の白色申告と青色申告の違いなどについて詳しく解説したほうが分かりやすいと思ったので、確定申告の個人事業主の白色申告と青色申告の違いなどについて詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に確定申告で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。
歯科医院を開業する院長先生の確定申告のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
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