消費税の確定申告の納付方法が「よくわからない?どんな納付方法があるんだろう?」こんなお悩みを抱えている人も安心してください。確定申告が得意なベテラン税理士が、消費税の確定申告の納付方法について誰でも分かりやすいように丁寧に解説します。
目次は、読みたいところをタップして飛べます。
消費税の確定申告の納付期限
最初は、消費税の確定申告の納付期限についてです。
納付方法をお話する前に、かならず知っておかなければならないことがあります。
それは、消費税の納付期限です。
いくら納付方法が分かっていても、納付期限を過ぎてしまうと大変です。
消費税の確定申告の納付期限は、その年の翌年3月31日になります。
消費税の確定申告の納付方法
次は、消費税の確定申告の納付方法についてです。
税務署に消費税の確定申告書を提出した後に、税務署から納付書の送付や納税通知書等によるお知らせはありません。
消費税額は、次の方法により納付することになります。
振替納税
次は、振替納税についてです。
振替納税は、納税者ご自身名義の預貯金口座から、国税庁が定める振替日に、口座引き落しを行い納付する方法です。
ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)
次は、ダイレクト納付(e-Taxによる口座振替)についてです。
納税者ご自身名義の預貯金口座から、即時又は指定した期日に口座引き落しを行い納付する方法です。
(注1)事前にe-Taxの開始手続きを行うことが必要です。
(注2)税務署にダイレクト納付利用届出書を提出することが必要です。
インターネットバンキング等
次は、インターネットバンキング等についてです。
インターネットバンキングやATMから納付する方法です。
利用するには、事前にe-Taxの利用開始手続きを行った上で、次のいずれかの手続きを行う必要があります。
①e-Taxに納付情報を登録することで発行される納付区分番号を利用し、電子納税する。
②納付区分番号に相当する番号(納付目的コード)をご自身で入力し、電子納税する。
クレジットカード納付
次は、クレジットカード納付についてです。
インターネットを利用して「国税クレジットカードお支払いサイト」から納付する方法です。
(注)納付税額に応じた決済手数料がかかります。
スマホアプリ納付
次は、スマホアプリ納付についてです。
「国税のスマートフォン決済専用サイト」から、スマホアプリ決済を利用して納付する方法です。
(注1)納付できる金額は30万円以下となります。
(注2)事前にpay支払いの残高チャージが必要です。
コンビニ納付
次は、コンビニ納付についてです。
国税庁ホームページで提供する作成システムから、納付に必要な情報をQRコードとして作成し、コンビニエンスストアで納付する方法です。
(注)納付できる金額は30万円以下となります。
現金での納付
次は、現金での納付についてです。
現金に納付書を添えて、納期限までに金融機関又は所轄税務署で納付する方法です。
消費税の振替納税の利用方法
次は、消費税の振替納税の利用方法についてです。
消費税の振替納税を利用する場合には、いくつかの注意点があります。
消費税の確定申告の振替納税日
次は、消費税の確定申告の振替納税日についてです。
振替納税を利用すると、振替納税日は、通常の納付期限と異なります。
令和7年でいうと、振替納税日は、令和7年4月30日になります。
振替納税の手続き
次は、振替納税の手続きについてです。
振替納税を利用する場合には、納期限までにe-Tax又は書面により預貯金口座振替依頼書を提出する必要があります。
振替納税利用の口座残高の事前確認
次は、振替納税利用の口座残高の事前確認についてです。
振替日の前日までに預貯金口座の残高を確認する必要があります。
残高不足により振替納税日に口座引き落としができない場合には、延滞税がかかることになります。
納付期限後の納付
次は、納付期限後の納付についてです。
納付期限までに納付されない場合には、原則として法廷納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて、延滞税が課されます。
延滞税の割合
次は、延滞税の割合についてです。
法廷納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて、7.3%から14.6%に相当する延滞税が課されます。
まとめ
それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。
「消費税の確定申告の納付」で悩んでいる人のために
「消費税確定申告の納付方法など」についての解説
- 消費税の確定申告の納付期限:その年の翌年3月31日
- 消費税の確定申告の納付方法
- 振替納税:口座引き落しを行い納付する方法
- ダイレクト納付:即時又は指定した期日に口座引き落しを行い納付する方法
- インターネットバンキング等:インターネットバンキングやATMから納付する方法
- クレジットカード納付:「国税クレジットカードお支払いサイト」から納付する方法
- スマホアプリ納付:スマホアプリ決済を利用して納付する方法
- コンビニ納付:QRコードを作成し、コンビニエンスストアで納付する方法
- 現金で納付:納期限までに金融機関又は所轄税務署で納付する方法
- 消費税の振替納税の利用方法
- 消費税の確定申告の振替納税日:振替納税日は、令和7年でいうと、令和7年4月30日
- 振替納税の手続き:納期限までにe-Tax又は書面による預貯金口座振替依頼書の提出
- 振替納税利用の口座残高の事前確認:振替日の前日までに預貯金口座の残高の確認
- 納付期限後の納付:延滞税が課される。
- 延滞税の割合:7.3%から14.6%に相当する延滞税が課される。
この記事を書いた想い
今回、「消費税の確定申告の納付について|消費税確定申告の納付方法を大公開」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「消費税の確定申告の納付方法が、よくわからない?どんな納付方法があるんだろう?」という質問をよく受けるので、それならば消費税の確定申告の納付について詳しく書いてみようと思ったからです。
そのためには、消費税の納付方法と納付期限などについて詳しく解説したほうが分かりやすいと思ったので、消費税の納付方法と納付期限などについて詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に消費税の確定申告で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。
歯科医院を開業する院長先生の消費税の確定申告のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
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