年末調整の還付金はどのくらい「になるの？増えるの？減るの？どうすればわかるの？」こんな疑問がある人必見！年末調整が得意なベテラン税理士が、今回は、年末調整の還付金はどのくらいになるのかについて、親切丁寧に解説します。
目次は、読みたいところをタップして飛べます。
令和７年度の税制改正
最初は、令和７年度の税制改正についてです。
年末調整の還付金を理解するためには、まずは令和７年度の税制改正について理解する必要があります。
その理由は、令和７年度の税制改正が年末調整の還付金に大きく関わるためです。
令和７年度の税制改正の概要
次は、令和７年度の税制改正の概要についてです。
令和７年度の税制改正では、給与所得控除額及び基礎控除額の見直しがされることになりました。
給与所得控除額の見直し
次は、給与所得控除額の見直しについてです。
給与所得控除額が見直されたのは、給与等の収入金額が１６２．５万円以下について５５万円から６５万円に見直されました。
基礎控除額の見直し
次は、基礎控除額の見直しについてです。
基礎控除額が見直されたのは、合計所得金額が２,３５０万円以下について４８万円から５８万円に見直されました。
見直しの時期
次は、見直しの時期についてです。
年末調整は、令和７年分の年末調整からとなります。
源泉徴収税額での適用は令和８年１月１日以降に支払う給与等からとなります。
令和７年分の還付金はどのくらいになるのか
次は、令和７年分の還付金はどのくらいになるのかについてです。
令和７年分の年末調整の還付金はどのくらいになるのかを項目別に解説します。
令和７年度の税制改正の分
次は、令和７年度の税制改正分についてです。
令和７年度の税制改正では、給与所得控除額及び基礎控除額が増えるので、控除額が増えた分だけ還付金が増えることになります。
社会保険料控除の分
次は、社会保険料控除の分についてです。
自身での納付分の社会保険料控除については、還付金が増えることになります。
生命保険料控除の分
次は、生命保険料控除の分についてです。
生命保険料控除がある場合には、控除額の分だけ還付金が増えることになります。
地震保険料控除の分
次は、地震保険料控除の分についてです。
地震保険料控除がある場合には、控除額の分だけ還付金が増えることになります。+
令和７年度の税制改正による金額
次は、令和７年度の税制改正による金額についてです。
給与所得控除額の見直し分
次は、給与所得控除額の見直し分についてです。
給与所得控除額の見直し分は、１０万円なので、
所得税率が５％の場合は、１０万円×5％＝５千円
所得税率が10％の場合は、１０万円×10％＝１万円
の還付金が増えることになります。
基礎控除額の見直し分
次は、基礎控除額の見直し分についてです。
基礎控除額の見直し分は、１０万円なので、
所得税率が５％の場合は、１０万円×5％＝５千円
所得税率が10％の場合は、１０万円×10％＝１万円
の還付金が増えることになります。
社会保険料控除額による金額
次は、社会保険料控除額による金額についてです。
給与天引き分
次は、給与天引き分についてです。
給与天引き分は、毎月のお給与から直接差し引かれてるので、還付金には影響ありません。
自身での納付分
次は、自身での納付分についてです。
ご自分で直接納付をした社会保険料控除については、その納付をした金額に応じて還付金が増えることになります。
生命保険料控除額による金額
次は、生命保険料控除額による金額についてです。
生命保険料控除がある場合には、その金額分だけ還付金が増えることになります。
生命保険料控除額が１０万円だった場合には、
所得税率が５％の場合は、１０万円×5％＝５千円
所得税率が10％の場合は、１０万円×10％＝１万円
の還付金が増えることになります。
地震保険料控除額による金額
次は、地震保険料控除額による金額についてです。
地震保険料控除がある場合には、その金額分だけ還付金が増えることになります。
地震保険料控除額が５万円だった場合には、
所得税率が５％の場合は、５万円×5％＝2,500円
所得税率が10％の場合は、５万円×10％＝5,000円
の還付金が増えることになります。
まとめ
それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。
「年末調整の還付金はどのくらいか」で悩んでいる人のために
「還付金はどのくらいもらえるか」についての解説
- 令和７年度の税制改正
- 令和７年度の税制改正の概要：給与所得控除額及び基礎控除額の見直し
- 給与所得控除額の見直し：５５万円から６５万円に見直し
- 基礎控除額の見直し：４８万円から５８万円に見直し
- 見直し時期：年末調整は、令和７年分から
- 令和７年分の還付金はどのくらいになるのか
- 令和７年度の税制改正の分：給与所得控除額及び基礎控除額が増えるので還付金が増える
- 社会保険料控除の分：自身での納付分がある場合には、還付金が増える
- 生命保険料控除の分：生命保険料控除がある場合には、還付金が増える
- 地震保険料控除の分：地震保険料控除がある場合には、還付金が増える
- 令和７年度の税制改正による金額
- 給与所得控除額の見直し分：控除額が１０万円増えるので、還付金もその分増える
- 基礎控除額の見直し分：基礎控除額が１０万円増えるので、還付金もその分増える
- 社会保険料控除額による金額：自分で納付した金額がある場合には、還付金もその分増える
- 生命保険料控除額による金額：生命保険料控除額がある場合には、還付金もその分増える
- 地震保険料控除額による金額：地震保険料控除額がある場合には、還付金もその分増える
この記事を書いた想い
今回、「年末調整の還付金はどのくらい｜還付金はどのくらいもらえるか大公開」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「年末調整の還付金はどのくらいになるの？増えるの？減るの？どうすればわかるの？」という質問をよく受けるので、それならば年末調整の還付金はどのくらいかについて書いてみようと思ったからです。
そのためには、還付金はどのくらいもらえるかについて詳しく解説したほうが分かりやすいと思ったので、還付金はどのくらいもらえるかについて詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に年末調整で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。
歯科医院を開業する院長先生の年末調整のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。
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