確定申告の個人事業主の保険料の概要｜保険料の種類と内容を徹底解説

確定申告の個人事業主の保険料が「よくわからない？どんな種類があるの？どう違うの？」こんな疑問を感じている人必見！確定申告が得意なベテラン税理士が、確定申告の個人事業主の保険料の概要、種類と内容を詳しく解説いたします。

保険料の概要

最初は、保険料の概要についてです。

保険料とは、契約者が保障を得る対価として保険会社などに支払うお金のことをいいます。

保険料の種類

次は、保険料の種類についてです。

保険料の種類としては、社会保険料、損害保険料及び生命保険料などがあります。

社会保険料

次は、社会保険料についてです。

社会保険料とは、社会保険制度に基づいて、将来の保障を受けるために国や日本年金機構などに支払う保険料をいいます。

社会保険料には、健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険及び労災保険の5つの社会保険料があります。

健康保険料

次は、健康保険料についてです。

健康保険料は、病気やケガなどにより医療機関を受診する際「健康保険証」を提示すれば、医療費が「１〜３割」の自己負担で済みます。
そのために毎月、日本年金機構に対して支払う保険料をいいます。

介護保険料

次は、介護保険料についてです。

介護保険は、介護が必要な方の負担を社会全体で支えることを目的とした制度です。
介護保険料は、４０歳以上の国民が介護保険の被保険者となり、介護保険料の支払い義務が発生します。

厚生年金保険料

次は、厚生年金保険料についてです。

厚生年金保険料は、老後の生活保障のために毎月、日本年金機構に対して支払う保険料をいいます。

雇用保険料

次は、雇用保険料についてです。

雇用保険は、失業した方や休業する方が給付を受けるための労働保険のひとつです。
雇用保険料とは、公的な労働保険制度である雇用保険の掛け金のことをいいます。

労災保険料

次は、労災保険料についてです。

労災保険料とは、業務中に災害等により業務に従事することができなくなった場合に、労災給付を受けるために支払う保険料をいいます。

損害保険料

次は、損害保険料についてです。

損害保険料とは、損害保険契約に基づいて、保険契約者が危険引き受けの対価として保険会社に支払うお金のことをいいます。

損害保険料は、その対象になる不動産や動産が業務用か家事用かで取り扱いが違います。

業務用資産に対する損害保険料

次は、業務用資産に対する損害保険料についてです。

業務用資産に対する損害保険料は、その業務の必要経費に算入することができます。

家事用資産に対する損害保険料

次は、家事用資産に対する損害保険料についてです。

家事用資産に対する損害保険料は、必要経費には、算入することができません。
個人事業主の確定申告時に所得控除額として計算することになります。

生命保険料

次は、生命保険料についてです。

生命保険料とは、将来の病気やケガなどの保障や死亡した時の保険金などを受け取るために生命保険会社に支払う保険料をいいます。

生命保険料は、保険金の受け取り方や保険の目的などにより、一般の生命保険料、個人年金保険料及び介護医療保険料に分類します。

一般の生命保険料

次は、一般の生命保険料についてです。

一般の生命保険料とは、生命保険会社又は損害保険会社等と締結した一定の生命保険契約等に基づいて支払った保険料等（個人年金保険料及び介護医療保険料を除く）をいいます。

個人年金保険料

次は、個人年金保険料についてです。

個人年金保険料とは、年金を給付する定めのある一定の生命保険契約等のうち、一定の要件を満たすものに基づいて支払った保険料等をいいます。

介護医療保険料

次は、介護医療保険料についてです。

介護医療保険料とは、生命保険会社等と締結した一定の生命保険契約等に基づいて支払った保険料等をいいます。

まとめ

それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。

「確定申告の個人事業主の保険料」で悩んでいる人のために
「保険料の概要、種類と内容」についての解説

1. 保険料の概要：保障を得る対価として保険会社に支払うお金
   • 保険料の種類：社会保険料、損害保険料及び生命保険料
2. 社会保険料：社会保険制度に基づいて、国や日本年金機構などに支払う保険料
   • 健康保険料：医療費の自己負担を少なくするために負担する保険料
   • 介護保険料：介護負担を社会全体で支えるために４０歳以上の人が支払う保険料
   • 厚生年金保険料：老後の保障のために日本年金機構に支払う保険料
   • 雇用保険料：失業や休業のための給付金のために支払う掛金
   • 労災保険料：業務中の災害等のための給付金のために支払う保険料
3. 損害保険料：損害保険契約に基づいて保険会社に支払うお金
   • 業務用資産に対する損害保険料：業務に係る必要経費に算入
   • 家事用資産に対する損害保険料：所得控除額として計算
4. 生命保険料：生命保険契約に基づいて保険会社に支払う保険料
   • 一般の生命保険料：個人年金保険料及び介護医療保険料以外の生命保険料
   • 個人年金保険料：>年金給付を目的に支払う一定の生命保険料</span
   • 介護医療保険料：一定の生命保険契約に基づいて締結した生命保険料

この記事を書いた想い
今回、「確定申告の個人事業主の保険料の概要｜保険料の種類と内容を徹底解説」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「確定申告の個人事業主の保険料が、よくわからない？どんな種類があるの？どう違うの？」という質問をよく受けるので、それならば確定申告の個人事業主の保険料について詳しく書いてみようと思ったからです。

そのためには、確定申告の個人事業主の保険料の概要、種類と内容などについて詳しく解説したほうが分かりやすいと思ったので、確定申告の個人事業主の保険料の概要、種類と内容などについて詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に確定申告で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。

歯科医院を開業する院長先生の確定申告のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。