年末調整の扶養控除の住民税と｜所得税との金額の違いなどを徹底解説

年末調整の扶養控除の住民税「の金額は？所得税の金額とどう違うの？違いが分からない？」こんな不安がある方も安心してください。今回は、年末調整が得意なベテラン税理士が、年末調整の扶養控除の住民税と所得税の金額の違いなどを分かりやすく丁寧に解説します。

扶養親族の区分の概要

最初は、扶養親族の区分の概要についてです。

年末調整の扶養控除の金額を理解するためには、扶養親族の区分を理解する必要があります。

年末調整の扶養控除の金額は、扶養親族の区分により4つに分かれます。

一般の控除対象扶養親族

最初は、一般の控除対象扶養親族についてです。

一般の控除対象扶養親族とは、扶養親族のうち、年齢が１６歳以上の者を言います。
（注1）扶養親族とは、納税者と生計を一にする配偶者以外の親族で、一定の要件を満たす者を言います。
（注2）控除対象扶養親族とは、　納税者と生計を一にする１６歳以上の配偶者以外の親族で、一定の要件を満たす者を言います。

特定扶養親族

次は、特定扶養親族についてです。

特定扶養親族とは、控除対象扶養親族のうち、年齢１９歳以上２３歳未満の者を言います。

同居老親等

次は、同居老親等についてです。

同居老親等とは、老人扶養親族のうち、納税者又は、その配偶者の直系尊属で、かつ、納税者又は、その配偶者と同居を常況としている者を言います。
（注）老人扶養親族とは、控除対象扶養親族のうち、年齢７０歳以上の者を言います。

同居老親等以外の者

次は、同居老親等以外の者についてです。

同居老親等以外の者とは、老人扶養親族のうち、同居老親等以外の者を言います。

所得税の扶養控除の金額

次は、所得税の扶養控除の金額についてです。

年末調整の扶養控除の金額は、扶養親族の区分ごとに決められています。

一般の控除対象扶養親族の控除額

次は、一般の控除対象扶養親族の控除額についてです。

所得税の一般の控除対象扶養親族の控除額は、380,000円になります。

特定扶養親族の控除額

次は、特定扶養親族の控除額についてです。

所得税の特定扶養親族の控除額は、630,000円になります。

同居老親等の控除額

次は、同居老親等の控除額についてです。

所得税の同居老親等の控除額は、580,000円になります。

同居老親等以外の者の控除額

次は、同居老親等以外の者の控除額についてです。

所得税の同居老親等以外の者の控除額は、480,000円になります。

住民税の扶養控除の金額

次は、住民税の扶養控除の金額についてです。

住民税の扶養控除の金額は、扶養親族の区分ごとに決められています。

一般の控除対象扶養親族の控除額

次は、一般の控除対象扶養親族の控除額についてです。

住民税の一般の控除対象扶養親族の控除額は、330,000円になります。

特定扶養親族の控除額

次は、特定扶養親族の控除額についてです。

住民税の特定扶養親族の控除額は、450,000円になります。

同居老親等の控除額

次は、同居老親等の控除額についてです。

住民税の同居老親等の控除額は、450,000円になります。

同居老親等以外の者の控除額

次は、同居老親等以外の者の控除額についてです。

住民税の同居老親等以外の者の控除額は、380,000円になります。

まとめ

それでは、ここまでの内容を振り返ってみます。

「年末調整の扶養控除の住民税」で悩んでいる人のために
「所得税との金額の違いなど」についての解説

1. 扶養親族の区分の概要
   • 一般の控除対象扶養親族：扶養親族のうち、年齢が１６歳以上の者
   • 特定扶養親族：控除対象扶養親族のうち、年齢が１９歳以上２３歳未満の者
   • 同居老親等：老人扶養親族のうち、納税者の直系尊属で同居してる者
   • 同居老親等以外の者：老人扶養親族のうち、同居老親等以外の者
2. 所得税の扶養控除の金額
   • 一般の控除対象扶養親族の控除額：３８万円
   • 特定扶養親族の控除額：６３万円
   • 同居老親等の控除額：５８万円
   • 同居老親等以外の者の控除額：４８万円
3. 住民税の扶養控除の金額
   • 一般の控除対象扶養親族の控除額：３３万円
   • 特定扶養親族の控除額：４５万円
   • 同居老親等の控除額：４５万円
   • 同居老親等以外の者の控除額：３８万円

この記事を書いた想い
今回、「年末調整の扶養控除の住民税と｜所得税との金額の違いなどを徹底解説」をテーマに記事を書いたのは、歯科医院の院長先生から、「年末調整の扶養控除の住民税の金額は？所得税の金額とどう違うの？違いが分からない？」という質問をよく受けるので、それならば年末調整の扶養控除の住民税について詳しく書いてみようと思ったからです。

そのためには、所得税との金額の違いなどについて詳しく解説したほうが分かりやすいと思ったので、所得税との金額の違いなどについて詳しく書いてみました。
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「歯科医院を開業する多くの先生方に本当に成功してほしい、そして歯科医院の廃業を減らしたい」そんな想いから歯科医院の院長先生に年末調整で悩んでほしくないという気持ちからこの記事を書きました。

歯科医院を開業する院長先生の年末調整のお悩みを解決することにより歯科医院経営で成功することを心から願っております。

最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。